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[受賞予想] 主題歌賞-アニメ作品を抑えて受賞するのはカントリー?

アカデミー賞 記事:2011.02.27

「バーレスク」ご退場で一気に地味な顔ぶれになってしまった今年の主題歌賞。もともとこの部門は有名シンガーの歌曲が知名度にモノを言わせて受賞する傾向にはなく、ここ10年は特にその傾向が強い。ポール・マッカートニー(「バニラ・スカイ」)、U2(「ギャング・オブ・ニューヨーク」)、スティング(「ニューヨークの恋人」)、エルヴィス・コステロ(「コールド・マウンテン」)らが有力視されながら賞を逃してきた。ミーハー色を嫌う性格で、「バーレスク」除外もこれが原因となっている。
また、この部門はアニメ作品、ディズニー作品が受賞するケースが多く、特に80年代後半から90年代前半には、今年もノミネートされているアラン・メンケンが猛威を振るった(作曲賞、主題歌賞あわせて実に8回も受賞)。ただし、ここ10年は01年の「モンスターズ・インク」以来受賞していない(この「モンスターズ・インク」の受賞も、この時点で15回ノミネートされながら1度も受賞していなかったランディ・ニューマンに対する功労賞的な意味合いが強かった)。
下馬評ではアラン・メンケン作曲の「塔の上のラプンツェル」が最有力とされているが、ここ10年の傾向を見ると◎は打ちづらい。アニメ作品以外の2作品、「Country Strong」「127時間」を優位にとり、受賞したばかりのA・R・ラフマーンを割り引いて考えると、本命は「Country Strong」となる。昨年も「クレイジー・ハート」のカントリー曲が受賞するなど、近年このジャンルは活性化しているのも心強いデータ。授賞式ではグウィネス・パルトロウの歌唱パフォーマンスも決まっており、これがミーハー色と見られてしまうかもしれないのが不安要素ではあるが、有名シンガーたちとは違い、グウィネスはアカデミーが育ててきた女優。老会員たちへの受けはよさそうだ。
↓ここで候補曲を試聴できます。
http://bit.ly/hmxSbI
管理人の予想
◎”Coming Home”(Country Strong)
○”I See the Light”(塔の上のラプンツェル)


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