[受賞予想] 主演男優賞-コリン・ファース1強
この部門の予想は多くを語る必要がない。「英国王のスピーチ」で近年屈指の名演技を見せたコリン・ファースの受賞は99%揺るがない。昨年「シングルマン」に続く2年連続ノミネートとなる充実ぶりで、この2年でハネ上がったスターパワーは想像できないほど。吃音に悩む気性難で生真面目な英国王ジョージ6世という難しい役柄を完璧なまでに演じきり、脚本家・監督が意図した以上の魅力をキャラクターに吹き込んでみせた。すべての要素がファース受賞を裏付けており、逆らう余地は微塵もない。
下馬評では授賞式ホストを務めるジェームズ・フランコ(127時間)が対抗馬とされているが、実際受賞の可能性はほとんどない。フランコの演技は素晴らしいし、あの屈託ない劇中の笑顔を思い出すとついつい投票したい気持ちになってしまうだろうが、それでもファースにはかなわない。ここはファース1強だ。波乱はない。
管理人の予想
◎コリン・ファース(英国王のスピーチ)