外国語映画賞 第1次選考結果発表!「一枚のハガキ」落選
63カ国がエントリーした第84回アカデミー賞外国語映画賞部門の第1次選考が行われ、9作品が選ばれた。大本命とされるイランの「別離」が順当にランクインしたほか、ヴィム・ヴェンダース監督による実験的3D映画「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」(ドイツ)、安藤政信が出演する台湾映画「Warriors of the Rainbow: Seediq Bale」、「僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ」のアニエスカ・ホランド監督新作「In Darkness」(ポーランド)、「ボーフォート/レバノンからの撤退」でオスカー候補経験のあるヨセフ・シダー監督新作「Footnote」(イスラエル)などが最終選考に駒を進めた。
日本代表の「一枚のハガキ」は残念ながら落選。昨年の「告白」に続く第1次選考突破はならなかった。また、トロント国際映画祭で観客賞を受賞するなど前評判の高かった「Where Do We Go Now?」(レバノン)も落選。アカデミー賞に絡む確率の高いトロント観客賞受賞作だけに、独走する「別離」を阻止できるのはこの作品かと思われていたが、まさかの1次選考落選となってしまった。ほか、チャン・イーモウ監督新作にしてクリスチャン・ベール主演作「The Flowers of War」、ブラジルの大ヒット作「エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE」も選から漏れた。
第1次選考を突破した9作品の中からさらに最終選考が行われ、1月24日のノミネーション発表で5作品の候補作品が発表される。
■外国語映画賞 第1次選考突破作品
Bullhead(監督:Michael R. Roskam/ベルギー)
Monsieur Lazhar(監督:Philippe Falardeau/デンマーク)
Superclásico(監督:オーレ・クリスチャン・マセン/デンマーク)
Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(監督:/ドイツ)
別離(監督: アスガー・ファルハディ/イラン)
Footnote(監督:ヨセフ・シダー/イスラエル)
Omar Killed Me(監督:ロシュディ・ゼム/モロッコ)
In Darkness(監督:アニエスカ・ホランド/ポーランド)
Warriors of the Rainbow: Seediq Bale(監督:Te-Sheng Wei/台湾)