[受賞予想] 助演男優賞部門候補の老優3人、あわせて235歳!
■ 助演男優賞
ケネス・ブラナー (マリリン 7日間の恋)
ジョナ・ヒル (マネーボール)
ニック・ノルティ (Warrior)
クリストファー・プラマー (人生はビギナーズ)
マックス・フォン・シドー (ものすごくうるさくて、ありえないほど近い)
この部門の予想には多くを語る必要がない。受賞するのはクリストファー・プラマー(人生はビギナーズ)だ。前哨戦でデッドヒートを繰り広げたアルバート・ブルックス(ドライヴ)がまさかの候補落ちとなり、もはやライバルはいない。82歳での演技賞部門史上最年長受賞の記録更新はほぼ間違いない。
そのプラマーと同い年のマックス・フォン・シドー(ものすごくうるさくて、ありえないほど近い)も、受賞すれば最年長記録の更新となる。もともとキャリア豊富な老優にやさしい部門だが、71歳のニック・ノルティ(Warrior)と3人合わせて235歳の高齢は過去にもそうそう例がない。今年ほど老優に対するリスペクト票が集中した年も珍しい。
そんな中、孤軍奮闘した若手がジョナ・ヒル(マネーボール)だ。傑作「スーパーバッド~童貞ウォーズ」でブレイクした太目のコメディー俳優が新境地を開拓。演技力にも長けているところを見せ付けた。新作「21ジャンプ・ストリート」映画版では大幅に減量してシェイプアップした姿を披露。イメージにとらわれない活躍が期待できそうだ。
◎ クリストファー・プラマー(人生はビギナーズ)