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[受賞予想] 衣装デザイン賞は女傑2人の隠れた争いが焦点

アカデミー賞 記事:2012.02.27

衣装デザイン賞
リジー・クリストル(Anonymous)
マーク・ブリッジス(アーティスト)
サンディ・パウエル(ヒューゴの不思議な発明)
マイケル・オコナー(ジェーン・エア)
アリアンヌ・フィリップス(W.E.)
この部門で猛威を振るう2人の女傑がいる。サンディ・パウエルとコリーン・アトウッドだ。この10年を振り返ると、02年アトウッド(シカゴ)、04年パウエル(アビエイター)、05年アトウッド(SAYURI)、09年パウエル(ヴィクトリア女王)、10年アトウッド(アリス・イン・ワンダーランド)と、実に半分を2人で分け合っている状況だ。
そして今年、またサンディ・パウエルが有力作「ヒューゴの不思議な発明」でノミネートされている。
昨年、「テンペスト」でノミネートされるもアトウッドに破れたパウエルだけに、今年は星を取り戻したいところ。実際、技術部門総ナメもありうる「ヒューゴ~」ならば、パウエルのネームバリューで受賞までこぎつける可能性は低くない。
前哨戦を終始リードしたのは「アーティスト」。ただし、最重要の組合賞は伏兵「W.E.」(マドンナ監督)が受賞した。前哨戦はサンプル数が少ないのであまり参考にならないが、組合賞の結果を見る限り、混戦模様といえそうだ。
本命視される「アーティスト」の衣装を手がけたのは、アメリカ人衣装デザイナー、マーク・ブリッジス。ポール・トーマス・アンダーソンやデヴィッド・O・ラッセルの作品を手がけてきたベテランで、今回がオスカー初ノミネートとなる。同部門ではピリオド劇の衣装が評価されやすい傾向にあるので、ファンタジー色の強い「ヒューゴ~」に比べて有利だ。パウエルのネームバリューを振り切って受賞にこぎつけたいところだが……。
パウエルはここで取りこぼすと痛い。なぜならライバルのアトウッドが来年「ダーク・シャドウズ」「Snow White and the Huntsman」という2本の強力ラインナップで反撃に出るからだ。今年受賞してこの10年での星を五分に戻しておきたいところだが、果たして。
◎ サンディ・パウエル(ヒューゴの不思議な発明)


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