【第86回アカデミー賞最終予想】 主演女優賞は大本命ケイト・ブランシェット(ブルージャスミン)が独走か
5人中4人までがオスカー受賞経験者という実力派がそろった今年の主演女優部門。無冠のエイミー・アダムスにしても4度のノミネート実績があるという豪華きわまりない顔ぶれだ。
実力伯仲、オスカーの行方は発表の瞬間までわからない!と言いたいところだが、前哨戦の結果を見るかぎり、ほぼ勝負はついているように見える。 最重要前哨戦である俳優組合賞(SAG)、ゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト批評家賞のすべてで受賞し、その他の賞もほぼほぼ手中にした大本命ケイト・ブランシェット(ブルージャスミン)に付けいる隙はない。ポスト・メリル・ストリープと言われた彼女は今回6回目のノミネート(うち受賞1回)。ちなみにブランシェットは今年で44歳となるが、同じ時期にメリル・ストリープはノミネート9回(うち受賞2回)。ブランシェットもそろそろ2回目があっていいころだ。
この大本命に唯一太刀打ちできるとすれば、エイミー・アダムス(アメリカン・ハッスル)だろう。アカデミー会員からの寵愛厚いと言われるアダムスだが、これまで4度のノミネートはすべてオスカー像に手が届かなかった。今回の役は露出度の高い挑発的な衣装で美貌を際立たせ、かつ感情を露わにする演技面での見せ場も多い役柄だけに、初のオスカー像に手が届く可能性は低くない。
最終予想
◎ ケイト・ブランシェット(ブルージャスミン)
○ エイミー・アダムス(アメリカン・ハッスル)