マーベルが今後の超絶ラインナップを発表!「アベンジャーズ3」は二部作に!
マーベル・シネマティック・ユニバースはさらに拡張路線へ。
イベントで明かされた今後の展開は、まさに“怒涛”という表現がぴったり当てはまる。
2019年までのあいだにマーベル&ディズニーが予定している超絶ラインナップを簡単に紹介しよう。
「キャプテン・アメリカ : シビル・ウォー」(原題)
Captain America : Civil War
2016年5月6日 全米公開
「キック・アス」のマーク・ミラーが手がけ2006年~2007年に刊行されたコミック「シビル・ウォー」を原作に、政府が施行した“スーパーヒューマン登録法”をめぐってキャップとトニー・スタークが激しい火花を散らす様が描かれる。
超人的能力を持つ者は連邦政府への登録を義務とするという“スーパーヒューマン登録法”に賛成の立場をとるのがアイアンマンことトニー・スターク社長。一方、この法律は市民の権利を侵害するとして断固反対するのがキャップ。「ウィンター・ソルジャー」でもS.H.I.E.L.D.のやり方に異を唱えていたキャップがここでも頑固っぷりを発揮し、ついにアイアンマンと正面衝突!?
「ドクター・ストレンジ」(原題)
Doctor Strange
2016年11月4日
ジャレッド・レト、トム・ハーディ、ライアン・ゴズリング、ホアキン・フェニックス、イーサン・ホーク、キアヌ・リーヴス、マシュー・マコノヒー・・・。今をときめくキラ星のごときA級スターたちの名前が挙がっては消えていたドクター・ストレンジ役だが、当初から有力候補のひとりだったベネディクト・カンバーバッチが最終交渉中とのことで、長きに渡ったキャスティングにもついに決着がつきそうだ。
監督を務めるスコット・デリクソンは「エミリー・ローズ」や「フッテージ」など、リアル路線のホラー映画で手腕を発揮してきた人物。魔術を操るヒーローをおそろしげに描くことになるのか、興味は尽きない。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2」
Guardians of the Galaxy 2
2017年5月5日
1作目は期待を大きく上回る興収をあげる大ヒット。当初は2017年8月の公開を予定していたが、堂々のサマーシーズンTOPバッターに格上げされた。1作目があげた興収3億2800万ドル(2014/10/29現在)は、アベンジャーズ映画としては「アイアンマン」に次ぐ数字で、キャップやソーをさしおいて序列2位に躍り出てしまった。
奇才ジェームズ・ガン監督のオフビートなユーモアは大好評で、次回作も引き続きメガホンをとる予定。監督によれば、次回作はとんでもないオープニングになるとか。「開始10分で主人公たちが全員死んじゃうんだ」 あながち冗談に聞こえないのがこの監督のコワいところ。続編ではいったいどんな世界が繰り広げられるのか!?
「マイティ・ソー : ラグナロク」(原題)
Thor : Ragnarok
2017年7月28日
前作から4年ぶりとなる第3作はサマーシーズンに登場。副題「ラグナロク」は、「キャプテン・アメリカ : シビル・ウォー」の原作にも登場するソーのクローンと同名だが、果たしてそれを指しているのかは不明。マーベル社長のケヴィン・フェイグによると、ラグナロクとは“すべての終わりを意味する”とのことで、ファンのあいだではアルガルドが崩壊し、ソーが死んでしまうのではないかという不吉な噂も流れている。
マーベルは先日、女性版ソーを主人公としたコミックを新たに発表したばかり。クリス・ヘムズワースが演じるソーはどこかでその役目を終え、いずれ女性版ソーにバトンを渡すのではないかという予測もあり、この第3作はソーの今後を左右するきわめて重要な作品になりそうだ。
「ブラック・パンサー」(原題)
Black Panther
2017年11月3日
原作の設定では、ブラックパンサーはアフリカの小国の国王でもある超人的な身体能力を持つ黒人ヒーローで、「X-MEN」のストームと結婚するらしい。
注目すべきはブラック・パンサーのキャスティング。演じるチャドウィック・ボーズマンは、「42 ~世界を変えた男~」で伝説的野球選手ジャッキー・ロビンソンに扮し、近作「Get On Up」では伝説的シンガーのジェームズ・ブラウンに扮している。器用なモノマネ演技ではなく、その都度ソウルがこもった変身ぶりを見せることから、ブラックパンサーへの変身ぶりもさぞかし様になるだろうと思われる。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー Part 1」(原題)
Avengers : Infitity War Part 1
2018年5月4日
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー Part 2」(原題)
Avengers : Infitity War Part 2
2019年5月3日
「アベンジャーズ」第2弾となる「エイジ・オブ・ウルトロン」は来年5月1日公開となるが、早くもその続編となる第3弾の構想が発表されている。その「インフィニティ・ウォー」はさらなるスケールアップを予感させる二部作構成で、2018年と2019年に連続公開を予定。
ただし、現アベンジャーズのメンバーがふたたび集結するという発表はなく、メンバーの大きな入れ替えがある可能性も示唆されている。例えば、つねにヒーロー映画からの引退を匂わせているロバート・ダウニー・Jr.がふたたびトニー・スターク社長を演じるかどうかは不明だし、ソーが単独第3作「マイティ・ソー/ラグナロク」(原題)で非業の死を遂げるという予測もある。また、キャプテン・アメリカにしても、原作で二代目を襲名するウィンター・ソルジャーがすでに登場しており、いつ脱退があってもおかしくない。
アベンジャーズはこの先いったいどんな展開を見せるのか!?
「キャプテン・マーベル」(原題)
Captain Marvel
2018年7月6日
マーベル初の女性ヒーロー単独主演映画。DCコミック陣営が映画化を進める「Shazam」にも同名のキャプテン・マーベルというヒーローが登場するが、まったくの別人。コミック「シビル・ウォー」にはミス・マーベル(キャロル・ダンバース)の名前で登場している(らしい。くわしい方教えてください)。監督、キャストは未定。
「インヒューマンズ」(原題)
Inhumans
2018年11月2日
宇宙人により遺伝子操作された超人類により結成されたヒーローチームの活躍が描かれる。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」にも似た設定だが、同作でグルートの声を吹き替えているヴィン・ディーゼルが自身のFacebookで、「マーベルはおれのことをインヒューマンだと思ってるみたいだ」と発言しており、ヒーローのひとりブラックボルト役を演じるのではないかと噂されている。
2016年~2019年の4年間で計9本、年2本以上のペースということで、マーベル&ディズニーは快進撃の手を緩める様子なし。今のところ“出せば当たる”状態が続いており、ユニバースの拡大はビジネスとしては正しい路線といえそうだ。一方で、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイの単独映画はすくなくともあと5年は実現しないことが明らかとなり、失望や嘆きの声も多い。とはいえ、ファンにとってはガッカリしている暇もないくらいに楽しみが目白押しで、しばらくマーベルヒーロー映画の天下は揺らぎそうもない。