【第87回アカデミー賞有力作】 「6才のボクが、大人になるまで。」
製作期間12年という途方もない時間をかけて完成した“偉業”に対してまずは大きな加点が期待される本作。出資コストの回収が義務付けられる商 売観点からすれば、こんな映画の企画にGOサインが出て、ついには完成してしまったことは奇跡と言っていい。当然その点は得票に結びつくだろう。
また、批評家によるレビュー集約サイトMetacriticで現在100点満点という驚異的なスコアを保持。毎年90点台の高評価は数本目にするが、100 点満点はお目にかかったことがない。製作過程同様、前代未聞の絶賛ぶりで迎えられている。批評家受けが過ぎる作品はかえってアカデミー賞向きではないケー スもあるが、普遍的な家族の物語であり成長ドラマである本作は一般受けもしやすく、マイナス評価を気にする必要はないだろう。
プラス要素/マイナス要素
+撮影期間12年という前代未聞の家族ドラマ
+才人リチャード・リンクレイターの代表作という評価
+アンサンブル演技での高評価
-配給会社のネームバリューとバックアップ力
北米興収
$24,299,768
Metacriticスコア
100点(100点満点)
ロッテントマト
98%
前哨戦実績(◎受賞/○候補)
◎ニューヨーク映画批評家協会賞
◎ロサンゼルス映画批評家協会賞
◎ボストン映画批評家協会賞
◎シカゴ映画批評家協会賞
◎ワシントンD.C.映画批評家協会賞
◎サンフランシスコ映画批評家協会賞
◎ダブリン映画批評家協会賞
◎オースティン映画批評家協会賞
◎セントルイス映画批評家協会賞
◎トロント映画批評家協会賞
◎インディワイアー映画批評家協会賞
◎ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞
◎デトロイト映画批評家協会賞
◎インディアナ映画批評家協会賞
○ゴッサム賞
○サテライト賞
○インディペンデント・スピリット賞
○ブロードキャスト映画批評家協会賞
○ゴールデン・グローブ賞
○ナショナル・ボード・オブ・レビュー
○全米映画批評家協会賞
○ラスベガス映画批評家協会賞
○サウスイースタン映画批評家協会賞
○ダラス-フォートワース映画批評家協会賞
○サンディエゴ映画批評家協会賞
○フェニックス映画批評家協会賞
○フロリダ映画批評家協会賞
○オンライン映画批評家協会賞
○アメリカ映画協会(AFI) Top10
○ボストン・オンライン映画批評家協会賞
○サンディエゴ映画批評家協会賞
○ヒューストン映画批評家協会賞
○ノースカロライナ映画批評家協会賞
○セントラルオハイオ映画批評家協会賞
◎ノミネート確率 : 99%
※データはすべて1/7現在の集計