【第87回アカデミー賞有力作】「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」
昨年の「それでも夜は明ける」同様、アカデミー賞との相性抜群のトロント国際映画祭観客賞受賞で一躍オスカー戦線のフロントランナーに浮上。配給を手がけるのはオスカーハンターとして知られるワインスタイン・カンパニーということで、昨年に続くポール・トゥ・ウィンが期待される。
ただし、前哨戦では期待ほどの実績を残せていないのも確か。昨年、「それでも~」が前哨戦でも圧倒的な存在感を見せ付けたのと比較するとだいぶ見劣りするのは確かだ。
とはいえ、映画化されていない傑作脚本を集約するブラックリストに選出され、レオナルド・ディカプリオも映画化に乗り気だった本作のポテンシャルは高い。マーベル新作への主演も決まった今もっとも旬な男ベネディクト・カンバーバッチの存在もプラスに働くだろう。
プラス要素/マイナス要素
+トロント国際映画祭観客賞
+ブラックリスト最上位に選ばれた脚本
+今もっとも旬な男カンバーバッチ主演
+オスカー実績多数のワインスタインCO配給
+-前哨戦で期待ほど実績残せず
北米興収
$30,472,090
Metacriticスコア
72点(100点満点)
ロッテントマト
89%
前哨戦実績(◎受賞/○候補)
○サテライト賞
○組合賞
○ブロードキャスト映画批評家協会賞
○ゴールデン・グローブ賞
○ナショナル・ボード・オブ・レビュー
○ラスベガス映画批評家協会賞
○サンフランシスコ映画批評家協会賞
○ダラス-フォートワース映画批評家協会賞
○フェニックス映画批評家協会賞
○オースティン映画批評家協会賞
○セントルイス映画批評家協会賞
○アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞
○アメリカ映画協会(AFI)Top10
○ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞
○インディアナ映画批評家協会賞
○ヒューストン映画批評家協会賞
○ユタ映画批評家協会賞
○セントラルオハイオ映画批評家協会賞
○英インディペンデント映画賞
◎ノミネート確率 : 80%
※データはすべて1/7現在の集計