【第87回アカデミー賞有力作】「Nightcrawler」
「ボーン」シリーズ(脚本)やアカデミー賞候補作「フィクサー」(脚本・監督)を手がけた才人トニー・ギルロイの弟ダン・ギルロイが長編監督デビューを果たす本作は、公開されるや批評家たちから熱い視線を浴び、前哨戦レースでも多数の実績を残している。事件現場を撮影してマスコミに売ることを商売とする男がやがて道を踏み外していく様を描く本作は、現代のメディアのあり方を問うタイムリーな題材。お年を召したアカデミー会員にはピンとこない可能性があるが、前哨戦実績通りならノミネートの可能性は高い。
主演のジェイク・ギレンホールも大幅減量で熱演を見せており、主演男優賞部門の有力コンテンダーとして名を連ねている。また、監督の奥さんでもあるレネ・ルッソも助演女優賞部門で有力視されている。
プラス要素/マイナス要素
+ジェイク・ギレンホールの大幅減量による鬼気迫る演技
+ボックスオフィスでは大健闘
-批評家受けする内容で一般受けは?
-オスカー実績に乏しい配給
北米興収
$31,983,186
Metacriticスコア
76点(100点満点)
ロッテントマト
95%
前哨戦実績(◎受賞/○候補)
◎サンディエゴ映画批評家協会賞
◎サンディエゴ映画批評家協会賞
○アメリカ製作者組合賞
○ブロードキャスト映画批評家協会賞
○ラスベガス映画批評家協会賞
○ダラス-フォートワース映画批評家協会賞
○オースティン映画批評家協会賞
○ロンドン映画批評家協会賞
○オンライン映画批評家協会賞
○アメリカ映画協会(AFI)Top10
○ヒューストン映画批評家協会賞
○セントラルオハイオ映画批評家協会賞
△ノミネート確率 : 50%
※データはすべて1/7現在の集計