【第87回アカデミー賞有力作】「LEGO ムービー」
アニメ作品だが作品賞部門でもわずかながらノミネートの可能性はある。過去、アニメ作品が作品賞にノミネートされたのはわずかに2回だけ(「美女と野獣」「カールじいさんの空飛ぶ家」)で、爆発的なヒットとなった昨年の「アナ雪」ですら越えられない高いハードルが存在する。だが、年間3位となるボックスオフィスでの大成功に加え、創造性とは何かを問う大人にこそ響く作品のテーマがアカデミー会員のハートをつかんでもおかしくない。
当然、長編アニメ映画賞部門では不動の本命だが、脚本賞や編集賞、主題歌賞など複数の部門でノミネートされるだろうとの下馬評もあり、その延長線上で作品賞にまで手が届く可能性は捨てきれない。前哨戦でもアニメ作品ながら、実写作品に交じって作品賞、脚本賞で実績を残しているだけに、最大のダークホースとして浮上してくるかもしれない。
プラス要素/マイナス要素
+ボックスオフィスで年間3位の大ヒット
+大人の涙腺を刺激するつくり
-アニメ作品
-エンターテインメント色の強さ
-商品プロモーション臭
北米興収
$257,760,692
Metacriticスコア
83点(100点満点)
ロッテントマト
96%
前哨戦実績(◎受賞/○候補)
○ナショナル・ボード・オブ・レビュー
フェニックス映画批評家協会賞
ダブリン映画批評家協会賞
オンライン映画批評家協会賞
△ノミネート確率 : 10%
※データはすべて1/7現在の集計