【第87回アカデミー賞予想 衣装デザイン賞】 ともに3度受賞の女帝が4つ目のオスカー像を争う!
■衣装デザイン賞ノミニーと過去のアカデミー賞実績
⇒アカデミー賞実績
◎07年「マリー・アントワネット」
○01年「マリー・アントワネットの首飾り」
○00年「タイタス」
○91年「ディック・トレイシー」
○89年「タッカー」
○86年「愛と哀しみの果て」
◎82年「炎のランナー」
◎76年「バリー・リンドン」
⇒アカデミー賞実績
◎12年「アーティスト」
⇒アカデミー賞実績
○13年「スノーホワイト」
◎11年「アリス・イン・ワンダーランド」
○10年「NINE」
○08年「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
◎06年「SAYURI」
○05年「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」
◎03年「シカゴ」
○00年「スリーピー・ホロウ」
○99年「愛されし者」
○95年「若草物語」
アンナ・B・シェパード、ジェーン・クライヴ
(マレフィセント)
⇒アカデミー賞実績
○03年「戦場のピアニスト」
⇒アカデミー賞実績
◎13年「アンナ・カレーニナ」
○08年「つぐない」
○06年「プライドと偏見」
【解説】
スタンリー・キューブリック監督作の衣装を手がけてきた大ベテラン、ミレーナ・カノネロに4度目のオスカー受賞のチャンス到来。対象作「グランド・ブダペスト・ホテル」はボックスオフィスでも大ヒットを記録したが、人気の源泉となっている魅力あふれるアートワークに大きく貢献した彼女の功績を無視は出来ないだろう。
強敵はファンタジー映画2本。この部門の常連コリーン・アトウッド(イントゥ・ザ・ウッズ)は最大のライバルになるだろう。3度のオスカー受賞を誇るベテランで、想像力を存分に羽ばたかせるファンタジー映画の衣装を手がけたら右に出る者はいない。
「マレフィセント」も侮れない。アンジェリーナ・ジョリーの強烈な個性をアシストした衣装は、候補作のなかでも突出したインパクトを持つ。候補作品のなかで唯一、対象者の2人がオスカー受賞経験がないというのも逆に強みか。
【予想】
◎ミレーナ・カノネロ(グランド・ブダペスト・ホテル)
○コリーン・アトウッド(イントゥ・ザ・ウッズ)
▲アンナ・B・シェパード、ジェーン・クライヴ(マレフィセント)