アメリカ俳優組合賞は助演男優賞でサプライズ!
アカデミー賞演技賞部門を占ううえで最重要視されるアメリカ俳優組合賞の受賞結果が発表。
主演男優賞に輝いたのはレオナルド・ディカプリオ(レヴェナント:蘇えりし者)。前哨戦ではほぼ重要賞を総なめしており、悲願のオスカー受賞に王手をかけた。主演女優賞はブリー・ラーソン(ルーム)が受賞。こちらも前哨戦では他を寄せ付けない圧勝劇を見せており、オスカー受賞もほぼ当確か。
助演男優賞でサプライズ。アカデミー賞ノミネートを逃したイドリス・エルバ(ビースト・オブ・ノー・ネーション)が受賞。これは先日のアカデミー賞ノミネート発表で黒人の演技賞候補者がいないことで、”白人アカデミー賞”と揶揄された問題の反動が少なからずあったと思われる。本番ではここでノミネートされていなかったシルベスター・スタローン(クリード チャンプを継ぐ男)が代わりに本命視されることになりそうだ。
混戦模様の助演女優賞を制したのはアリシア・ヴィキャンデル(リリーのすべて)。前哨戦では主演賞部門とのカテゴリー分けが起きていたせいで受賞が集中するという結果にはならなかったが、ここでの受賞でオスカー最有力の存在になったとみていいだろう。
作品賞にあたるアンサンブル演技賞は「スポットライト 世紀のスクープ」が受賞。アメリカ製作者組合賞を制した「マネー・ショート 華麗なる大逆転」の大逆転を予想する声もあったが、前哨戦序盤からリードを保ってきた「スポットライト〜」が逃げ切った
■ 主演男優賞
ブライアン・クランストン(Trumbo)
ジョニー・デップ(ブラック・スキャンダル)
★レオナルド・ディカプリオ(レヴェナント:蘇えりし者)
マイケル・ファスベンダー(スティーブ・ジョブズ)
エディ・レッドメイン(リリーのすべて)
■ 主演女優賞
ケイト・ブランシェット(キャロル)
★ブリー・ラーソン(ルーム)
ヘレン・ミレン(黄金のアデーレ 名画の帰還)
シアーシャ・ローナン(Brooklyn)
サラ・シルヴァーマン(I Smile Back)
■ 助演男優賞
クリスチャン・ベール(マネー・ショート 華麗なる大逆転)
★イドリス・エルバ(ビースト・オブ・ノー・ネイション)
マーク・ライランス(ブリッジ・オブ・スパイ)
マイケル・シャノン(ドリーム ホーム/99%を操る男たち)
ジェイコブ・トレンブレイ(ルーム)
■ 助演女優賞
ルーニー・マーラ(キャロル)
レイチェル・マクアダムス(スポットライト 世紀のスクープ)
ヘレン・ミレン(Trumbo)
★アリシア・ヴィキャンデル(リリーのすべて)
ケイト・ウィンスレット(スティーブ・ジョブズ)
■ アンサンブル演技(キャスト)賞
ビースト・オブ・ノー・ネイション
マネー・ショート 華麗なる大逆転
★スポットライト 世紀のスクープ
ストレイト・アウタ・コンプトン
Trumbo
■ スタントアンサンブル賞
エベレスト3D
ワイルド・スピード SKY MISSION
ジュラシック・ワールド
★マッドマックス 怒りのデス・ロード
ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション