【最重要】ブロードキャスト映画批評家賞最多ノミネートを獲得したのは「ラ・ラ・ランド」!!
ブロードキャスト映画批評家協会賞
ゴールデン・グローブ賞、アメリカ製作者組合賞と並び、アカデミー賞を占う上で最も重要視されるのがブロードキャスト映画批評家協会賞。昨年はこの3賞がそれぞれ違う作品に栄誉を与えたが、結果、アカデミー賞と同じ作品を選んだのはこのブロードキャスト映画批評家協会賞だった。
そんな最重要賞で最多ノミネートを獲得したのは「ラ・ラ・ランド」。同じくアカデミー賞との直結度が異常に高いトロント国際映画祭観客賞を受賞しており、早くもオスカーレース独走の様相となっている。
10部門ノミネートで続いたのはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督「メッセージ」と話題のインディペンデント映画「Moonlight」。後者は今年最大のダークホースと目されており、今後の前哨戦での結果次第では、「ラ・ラ・ランド」最大のライバルとなるかもしれない。
ニューヨーク映画批評家協会賞を制した「Manchester by the Sea」も強力な一本。いわゆるCritics Darlingとなりそうで、前哨戦レースを席巻する可能性がある。特にケイシー・アフレックの主演男優賞は有力候補となりそうだ。
メル・ギブソンが久々の監督作「Hacksaw Ridge」で復活の凱歌。自身の監督賞候補もふくめ7部門でのノミネートを勝ち取った。一時はプライベートの醜聞でキャリアはどん底まで低迷したが、復活ドラマが大好きなハリウッドだけに神輿に乗せられての快進撃もありうる。
■ 作品賞
メッセージ(監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ)
Fences(監督:デンゼル・ワシントン)
Hacksaw Ridge(監督:メル・ギブソン)
Hell or High Water(監督:デヴィッド・マッケンジー)
ラ・ラ・ランド(監督:デイミアン・チャゼル)
Lion(監督:ガース・デイヴィス)
Loving(監督:ジェフ・ニコルズ)
Manchester by the Sea(監督:ケネス・ロナーガン)
Moonlight(監督:バリー・ジェンキンス)
ハドソン川の奇跡(監督:クリント・イーストウッド)
■ 監督賞
デイミアン・チャゼル(ラ・ラ・ランド)
メル・ギブソン(Hacksaw Ridge)
バリー・ジェンキンス(Moonlight)
ケネス・ロナーガン(Manchester by the Sea)
デヴィッド・マッケンジー(Hell or High Water)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(メッセージ)
デンゼル・ワシントン(Fences)
■ 主演男優賞
ケイシー・アフレック(Manchester by the Sea)
ジョエル・エドガートン(Loving)
アンドリュー・ガーフィールド(Hacksaw Ridge)
ライアン・ゴズリング(ラ・ラ・ランド)
トム・ハンクス(ハドソン川の奇跡)
デンゼル・ワシントン(Fences)
■ 主演女優賞
エイミー・アダムス(メッセージ)
アネット・ベニング(20th Century Woman)
イザベル・ユペール(Elle)
ルース・ネッガ(Loving)
ナタリー・ポートマン(ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命)
エマ・ストーン(ラ・ラ・ランド)
■ 助演男優賞
マハーシャラ・アリ(Moonlight)
ジェフ・ブリッジス(Hell or High Water)
ベン・フォスター(Hell or High Water)
ルーカス・ヘッジズ(Manchester by the Sea)
デヴ・パテル(Lion)
マイケル・シャノン(Nocturnal Animals)
■ 助演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス(Fences)
グレタ・ガーウィグ(20th Century Woman)
ナオミ・ハリス(Moonlight)
ニコール・キッドマン(Lion)
ジャネール・モネイ(Hidden Figures)
ミシェル・ウィリアムス(Manchester by the Sea)
■ アンサンブル演技賞
20th Century Women
Fences
Hell or High Water
Hidden Figures
Manchester by the Sea
Moonlight
■ 若手俳優賞
ルーカス・ヘッジズ(Manchester by the Sea)
アレックス・R・ヒバート(Moonlight)
ルイス・マクドゥガル(A Monster Calls)
メディナ・ナルワンガ(Queen of Katwe)
サニー・ペイウォー(Lion)
ヘイリー・スタインフェルド(The Edge of Seventeen)
■ 脚本賞
テイラー・シェリダン(Hell or High Water)
デイミアン・チャゼル(ラ・ラ・ランド)
ヨルゴス・ランティモス(ロブスター)
ジェフ・ニコルズ(Loving)
ケネス・ロナガン(Manchester by the Sea)
バリー・ジェンキンス(Moonlight)
■ 脚色賞
エリック・ハイセラー(メッセージ)
オーガスト・ウィルソン(Fences)
アリソン・シュローダー、セオドア・メルフィ(Hidden Figures)
ルーク・デイヴィス(Lion)
トム・フォード(Nocturnal Animals)
トッド・コマーニキ(ハドソン川の奇跡)
■ 撮影賞
ブラッドフォード・ヤング(メッセージ)
ステファーヌ・フォンテーヌ(ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命)
ライナス・サンドグレン(ラ・ラ・ランド)
ジェームズ・ラクストン(Moonlight)
シェイマス・マクガーヴェイ(Nocturnal Animals)
■ 編集賞
メッセージ
Hacksaw Ridge
ラ・ラ・ランド
Moonlight
ハドソン川の奇跡
■ 美術賞
メッセージ
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命
ラ・ラ・ランド
Live by Night
■ 衣装デザイン賞
マリアンヌ
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
マダム・フローレンス! 夢見るふたり
ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命
ラ・ラ・ランド
Love & Friendship
■ ヘア&メイキャップ賞
ドクター・ストレンジ
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
Hacksaw Ridge
ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命
スター・トレック BEYOND
■ 視覚効果賞
メッセージ
ドクター・ストレンジ
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
ジャングル・ブック
A Monster Calls
■ 作曲賞
メッセージ
ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命
ラ・ラ・ランド
Lion
Moonlight
■ 主題歌賞
“Audition (The Fools Who Dream)”(ラ・ラ・ランド)
“Can’t Stop the Feeling!”(Trolls)
“City of Stars”(ラ・ラ・ランド)
“Drive It Like You Stole It”(シング・ストリート 未来へのうた)
“How Far I’ll Go”(モアナと伝説の海)
“The Rules Don’t Apply”(Rules Don’t Apply)
■ コメディ映画賞
Central Intelligence
デッドプール
Don’t Think Twice
The Edge of Seventeen
ヘイル、シーザー!
ナイスガイズ!
■ コメディ映画男優賞
ライアン・ゴズリング(ナイスガイズ!)
ヒュー・グラント(マダム・フローレンス! 夢見るふたり)
ドウェイン・ジョンソン(Central Intelligence)
ヴィゴ・モーテンセン(はじまりへの旅)
ライアン・レイノルズ(デッドプール)
■ コメディ映画女優賞
ケイト・ベッキンセール(Love & Friendship)
サリー・フィールド(ドリスの恋愛妄想適齢期)
ケイト・マッキノン(ゴーストバスターズ)
ヘイリー・スタインフェルド(The Edge of Seventeen)
メリル・ストリープ(マダム・フローレンス! 夢見るふたり)
■ アクション映画賞
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
デッドプール
ドクター・ストレンジ
Hacksaw Ridge
ジェイソン・ボーン
■ アクション映画男優賞
ベネディクト・カンバーバッチ(ドクター・ストレンジ)
マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)
クリス・エヴァンス(シビル・ウォー キャプテン・アメリカ)
アンドリュー・ガーフィールド(Hacksaw Ridge)
ライアン・レイノルズ(デッドプール)
■ アクション映画女優賞
ガル・ギャドット(バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生)
スカーレット・ヨハンソン(シビル・ウォー キャプテン・アメリカ)
マーゴット・ロビー(スーサイド・スクワッド)
ティルダ・スウィントン(ドクター・ストレンジ)
■ SF/ホラー映画賞
10クローバーフィールド・レーン
メッセージ
ドクター・ストレンジ
ドント・ブリーズ
スター・トレック BEYOND
The Witch
■ アニメーション映画賞
ファインディング・ドリー
Kubo and the Two Strings
モアナと伝説の海
レッドタートル ある島の物語
Trolls
ズートピア
■ 外国語映画賞
Elle(フランス)
お嬢さん(韓国)
ジュリエッタ(スペイン)
Neruda(チリ)
The Salesman(イラン)
Toni Erdmann(ドイツ)