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【第89回アカデミー賞最終予想】監督賞

アカデミー賞 記事:2017.02.26

【監督賞】 デイミアン・チャゼルの受賞は間違いなし。この先何度もオスカーを受賞する巨匠の誕生を目撃せよ。

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ドゥニ・ヴィルヌーヴ(メッセージ)
メル・ギブソン(ハクソー・リッジ)
◎デイミアン・チャゼル(ラ・ラ・ランド)
ケネス・ロナガン(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
バリー・ジェンキンス(ムーンライト)

前作「セッション」も常識はずれの快作だったが、長編3作目の「ラ・ラ・ランド」でさらにすごいことをやってのけたデイミアン・チャゼル。まだ弱冠31歳だというから驚きだ。前作ではジャズの世界を極端なまでのスポ根魂で描き、多くの熱狂的な信者を生む一方で、「音楽ってそういうものじゃない!」と痛烈な批判も浴びた。そして今回の「ラ・ラ・ランド」だ。時代設定は現代ながら、どこからどう見てもオールドクラシックなロサンゼルス。夢を見ることは素晴らしい!というテーマをそれこそ夢見がちな少年のように純朴に歌い上げながら、古き良き時代への回顧も忍ばせた。ある意味、現代社会へのアンチテーゼともとれる作品スタイルは、炎上上等の強い覚悟のうえに成り立っている。この若さでこのクソ度胸、そして計算高さ。この先何度もオスカーを受賞するとんでもない逸材の誕生を我々は目撃しているのかもしれない。

というわけでここは完全にデイミアン・チャゼルの一強状態。作品賞部門で対抗視される「ムーンライト」のバリー・ジェンキンスも長編2作目という恐るべき新鋭だが、今回はいかんせん相手が悪かった。脚本賞部門で二度のオスカー候補経験があるケネス・ロナガンも「マンチェスター・バイ・ザ・シー」でキャリアの総決算としたいところだが、今回ばかりは厳しい戦いとなりそうだ。

キャリアどん底からの復活を果たしたメル・ギブソン(ハクソー・リッジ)、ハリウッドに移ってからも神がかり的な活躍を続けるカナダの雄ドゥニ・ヴィルヌーヴ(メッセージ)も高い評価を得ているが、今回は若き天才に主役の座を譲ることになるだろう。


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